1998年度 経済学部経済学科 卒業 神田山緑
2017.04.11

講談を通じてワクワクするような世界を創るため、活動していきたいですね。

1998年度 経済学部経済学科 卒業 神田山緑さん

堀越高等学校 出身

学生時代

勉強というよりは、仲間とわいわい言いながら、サーフィンやボクシング部の活動に明け暮れていました。2年生の時の保護者面談に参加した母が、帰宅するや「ご子息ほど大学生活を謳歌している学生はいないと先生(中山幸夫先生(現・副学長))から言われたが、なにか悪いことはしてないだろうね」と怒られたのが忘れられません。いずれにしても、友人に大変恵まれた学生生活だったことは間違いありません。今でも学生時代の友人たちとは連絡を取り合っています。

心のスイッチ

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そんな私も3年生になると、就職活動を意識するようになりました。4年生になったある日、高校時代の友人が大手自動車メーカーに就職し高級車を購入したことがきっかけとなり、「心のスイッチ」が入ったんです。
それまでの学生生活を改め、参加した会社説明会で人事担当者から「自動車業界のことを人一倍勉強し、かつ大型免許をとりなさい」とアドバイスされたため、すぐに免許合宿に通って大型免許と大型特殊免許を取得しました。また卒業論文のテーマを自動車産業に定め、一生懸命研究をしました。やがて自動車販売店の就職試験に臨み、内定を勝ち取ることができました。
勤務先では「お客様一人ひとりに真心込めることが大切だ」とアドバイスされ、そのことを守りながら人一倍努力し、1年目にトップセールスの新人賞を獲得しましたが、その後一大決心して自動車販売店を辞め、父親の事業を手伝うことにしました。

一人の寂しさを乗り越えて

神田山緑

父親の事業を分社化し、社長となりましたが、様々な理由で社員が会社を辞めていきました。結果的にたった1人になり、その時初めて1人の無力さ、寂しさを痛感しました。
そんな時、たまたま寄席を観に行く機会があり、そこで神田すみれ師匠の講談「白隠禅師」を聞かせていただきました。師匠の朗々たる講談を聞いていますと、まるで白隠禅師がそこにいるような衝撃を受けました。「これなら一から自分の力を磨くことができるはず」と、師匠に弟子入りを願い出たんです。
はじめは「男性の弟子はとらない」と断られたのですが、何度もお願いをして、2005(平成17)年12月に弟子入りを果たしました。おかげさまで翌2006(平成18)年5月に正式に前座となり、2009(平成21)年9月に二ツ目に昇進を果たしました。