小学校での「百人一首」の出前授業
2016.12.26

小学校での「百人一首」の出前授業

公立小学校教員採用試験 合格者レポート

庄本 夏菜さん(国際学部 こども学科4年、福島県磐城第一高等学校出身)

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山口ゼミでは百人一首の指導法について研究してきました。百人一首は、小学校4年生の教科書に掲載されており、それを教える時代となっています。伝統的芸能文化を継承する意味でも、私たちは教材研究を重ねてきました。

出前授業では、和歌の鑑賞、リズム読みやゲームを数多く行いました。こうした活動を通して、子供達に百人一首への関心を深めてもらおうと考えました。実は私は、これまで百人一首が未経験でした。しかし「先生」という立場で子供達に教える以上は、きちんと和歌の意味や作者、時代背景などについて理解しておかないといけません。それらを理解し覚えていくことは大変でした。

また、「飽きさせない」授業展開をするのにも苦労しました。鑑賞部分ではどうしても言葉が難しいため、子供が飽きてしまいます。そこで意味の説明は端的に行い、子供の活動を多く取り入れるなどの工夫を凝らしました。

試行錯誤を重ねて色々悩み、大変でしたが、やりがいを感じることのできた出前授業ができました。私にとって得られた大きな喜びは、「もっとやりたい!」という子供の声が聞けたことです。「最初は難しかったけど、どんどんやってみて楽しかった!」という声を聞けたときには、本当にやりがいを感じました。出前授業を受けたに子供達に百人一首の面白さを伝えられたのではないかと思います。

私は夢を与えられる教師になりたいです。夢を持つことの素晴らしさ、夢の持つ力を児童に伝えられる教師になりたいと強く願っています。

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加藤 まりあ さん(国際学部 こども学科4年、千葉県立検見川高等学校 出身)

卒業研究としての出前授業はペアで4回行いました。私たちのペアが授業をしたのは3回目でした。事前に2回、仲間の授業を参観した時に、子供達が飽きてしまう場面や、理解が乏しくなってしまう場面、難しいと感じてしまう場面などがありました。そんな場面において、いかに子供達を飽きさせず、わかりやすく、なるほどと思わせるように学習を展開していくか、発問や説明を考えることが大変でした。

授業中は内容を時間内で終わらせること、授業を楽しく受けてもらうことで頭がいっぱいでした。しかし、学習のふりかえりカードに、「リズム読みが楽しかった」、「百人一首の背景を想像するのが楽しかった」、「百人一首をもっと知りたいと思った」などの前向きなコメントが多数書かれていたことが、非常に嬉しく思いました。

また、私達の出前授業を受けた子供達から、後日、学習発表会の招待状が届きました。学年の総合学習で百人一首について詳しく調べたグループが保護者の前で発表するというのです。私達との学習をきっかけに百人一首について興味をもった子供達が、自分たちの力でより深く調べていました。発表内容からは出前授業の後も継続してゲームを行っていることなどを聞き、私はさらに嬉しくなりました。教師としての仕事のやりがいを感じました。

反省点としては、授業を行う際、子供達の発言を充分に拾いきれなかったこと、つまり子供達の反応にもっと敏感にならなくてはならない点です。

私は4月から教師になるにあたって、子供の気持ちに寄り添い、時に友達のような、また時に厳しいお母さんのような先生になりたいと思っています。そして毎日楽しいクラスを作り、子供達が、学校が楽しみで仕方なくなるような学級経営のできる担任を目指したい。そのために今のうちから教材研究に励んだり、他の先輩先生から学級経営を勉強したり、様々な面で努力をしていくつもりです。

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