スイスからの交換留学生レポート
2017.06.23

スイスからの交換留学生レポート

Nora Gilgenさん(University of Zurichからの留学生)

今、敬愛大学にて研究していることについて教えてください。

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国際交流基金(Japan Foundation)のフェローシップを受け、経営学科の高木教授のもと、日本企業における障がい者雇用ついて研究しています。障害者雇用促進法※において定められている障害者雇用率制度や、日本独自のものである特例子会社制度は非常に珍しく、私の母国にはない、ユニークな制度であると感じています。
私の母国スイスでは、障害を持っている人も持っていない人も、平等に活躍するにはどうすればいいか、ということが話題になっています。今回の日本での研究を生かして、障がい者雇用についての論文を執筆することが大きな目的です。

※日本では障害者雇用促進法において、企業に対して、雇用する労働者の2.0%に相当する障害者を雇用することを義務付けています(障害者雇用率制度)。これを満たさない企業からは納付金を徴収しており、この納付金をもとに雇用義務数より多く障害者を雇用する企業に対して調整金を支払ったり、障害者を雇用するために必要な施設設備費等に助成したりしています(障害者雇用納付金制度)。(厚生労働省HPより引用)

敬愛大学で学んでみて、印象に残ったことはありますか?

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今回の留学で、高木教授の「人的資源管理」という講義も履修しました。私はスイスの大学にて、日本社会学を専攻し、日本社会について勉強してきましたが、日本の人的資源管理については深く学んだことがなかったため、とても勉強になっています。 学んでいくうちに、日本とスイスの社会では就職の仕方や人事制度 に違いがあることもわかりました。スイスでは日本と違い、大学進学率は約20%です。また、大学を卒業しても日本の新卒採用入社のように4月からすぐに就職して働くとは限らず、大学を卒業してから就職するまでの期間に特に決まりがないので、「就職のための決まったプロセス」というものはありません。自分自身で企業調査を入念に行い、自分自身が積極的に動くことがとても重要になっています。
2017年2月に来日し、そろそろ半年が経とうとしています。残りの期間も充実した研究生活が送れるよう頑張りたいと思います。