キラリ☆経済学科教員vol.1
2016.06.17

キラリ☆経済学科教員vol.1

経済学部 経済学科 下斗米 秀之専任講師

1.先生のご専門の分野についてなるべく具体的に教えてください!

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専門はアメリカ経済史です。
なかでもアメリカの移民政策や移民労働者の歴史について研究しています。
アメリカは言わずと知れた「移民の国」です。
世界各地から集まった移民労働者たちがアメリカという国を造り上げ、世界第一位の経済大国へと成長させました。
その一方で移民は、アメリカ人の生活水準や賃金水準を引き下げる要因と見なされ、治安の悪化や貧困問題と結びつけられることがあります。
アメリカにとっての移民とは何なのか、ということをアメリカ経済の歴史を振り返りつつ研究しています。

今は西洋経済史とアメリカ経済論、複数の演習(ゼミ)を担当しています。
高校までの学習は大学受験に直結しますが、大学での学びには明確なゴールがありません(もちろん単位を取るという短期的な目標はあるかもしれませんが)。
そのため、何のために学ぶのかをよく理解しないままに受講する学生さんが見られます。少しでも興味を持ってもらえるように、講義内容と彼らにとって身近な問題とがリンクするような講義を心がけています。
今日的な課題を解決するためのヒントが、先人たちの取り組みの中から見えてくることもあります。これも歴史を学ぶ楽しさの1つだと思います。
過去の出来事が今日の社会経済といかに密接にかかわっているのか、という点を強調して講義を行っています。

2.経済学科の特徴、敬愛大学ならではと思う点はどこですか?

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まずは小規模大学ならではのアットホームな雰囲気が教職員と学生さんとの距離を縮めているように思います。大学に着任してすぐ、教員が学生一人一人の名前や性格まで把握していることには驚きました。
また教員間でも学生さんの情報を共有していることが多いので、非常にきめ細やかな指導ができることは敬愛大学の大きな特色だと思います。
また経済学科には三つのコース(公共経済・現代経済・金融・情報)が用意されており、学生の目標や目的に応じたコース選択が可能です。
経済学科では昨年、教員がそれぞれの専門分野の特徴や勉強の仕方を解説した『経済学ガイドブック』を作り、コースやゼミ選びの参考にしてもらっています。また学科として文化祭に参加し、経済学に関する展示を行っているので、色々な角度から経済について学ぶことができます
現段階では将来の夢や目標が明確でなくても、いずれかのコースにおいて自分のやりたいことがきっと見つかるはずです。
※画像は、先生から皆さんへの、オススメの書籍だそう。
使用年次:一年の基礎ゼミ(ゼミ生が選んだ本です)

曽野綾子『人間にとって成熟とはなにか』幻冬舎新書、2013年。
安田正『超一流の雑談力』文響社、2015年。
使用年次:二年の専門導入ゼミ(まずはアメリカを知るために選んだ本です)
堤未果『貧困大国アメリカ』岩波新書、2008年。
猿谷要『物語アメリカの歴史-超大国の行方』中公新書、1991年。
猿谷要『アメリカよ、美しく年をとれ』岩波新書、2006年。
使用年次:三年~四年の専門ゼミ(アメリカ経済史を学ぶための本です)
岡田泰男『アメリカ経済史』慶応義塾大学出版会、2000年。
秋元英一『アメリカ経済の歴史 1492-1993年』東京大学出版会、1995年。

3.敬愛大学の学生に期待することは何ですか?

高校までの勉強は「問いに答える」ことが中心だったと思います。大学ではそれとは逆に「問いを立て、自分なりの解答を導くこと」が学びの基本となります。そのためには自分の抱えている問題関心をじっくりと育てながら、答えのないものに挑戦する気概が必要となります。自らに限界を作らず、幅広く社会にアンテナを張って自分の問いを追求してみてください。敬愛大学には、非常に素直で活気のある学生さんが多い印象です。また運動部の学生が大学を盛り上げているように思います。文武両道は大変だと思いますが、大学を背負っているという誇りをもって、勉強に運動に全力投球してください。

4.敬愛大学を目指す方へメッセージがあればお願いします。

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このように敬愛大学には小規模大学ならではの親切丁寧な指導が期待できると思います。まだ将来像が明確に描けていなくても大丈夫です。そうした悩みや不安をともに解決する手助けをするために教職員がいるのです。
偉そうに話してしまいましたが、恥ずかしながら私自身はお世辞にもまじめな大学生活を送っていたとは言えませんでした。
学生時代は趣味であるバスケットボールや旅行に明け暮れ、講義を欠席することもしばしば…。
それではいけないと思いながらも、なかなか勉強に対するモチベーションは上がらなかったのですが、大学3年でゼミに入ってから、少しずつ学問の奥深さに触れるようになりました。ゼミ内での議論や合宿準備を通じて仲間との絆も深まり、大学生活の後半はゼミ一色となりました。卒業論文が書けたのも仲間が同じ苦労を味わっていたからだと思います。
そのときの体験があるので、敬愛大学の学生にもゼミや講義での苦楽を存分に味わってもらいたいと思います。少々難解な文章に苦労することも一人では嫌かもしれませんが、仲間となら頑張れるものです。その意味では勉強や研究もチームプレーなのだと思います。学生のやる気を引き出して、勉強の面白さに気づいてもらうためのサポートを全力で行っていきたいと思います。
大学ならではの専門性の高い学問に触れて、頭にも体にも汗をかくような、そんな刺激的な毎日を送りたいという人はぜひ、敬愛大学でお待ちしています。