キラリ☆こども教育学科教員vol.2
2017.05.29

キラリ☆こども教育学科教員vol.2

国際学部 こども教育学科 市川洋子教授

1.先生のご専門の分野についてなるべく具体的に教えてください!

私の専門分野は「教育学」(教育方法学)というものです。教育方法学とは、平たく言えば、「どういった教育を行えば、児童が主体的に学び、学習意欲をもって授業に臨んでもらえるのか」を考えていくものです。私が担当する科目は主に4つあり、このほかにゼミも担当します。
1.教育原論
2.教育課程論
これら2つの講義で、教育についての知識や理論を学ぶだけでなく、教育とは何か、学校は何のためにあるのかといった考えを深めていきます。毎回グループディスカッションを行うものもありますので、教育についての多様な考えを知って視野を広げ、自分なりの教育観を確立していってください。
3.こどもと地域の教育論
子どもは常に家族、学校、地域といった社会の影響を受けながら社会の一員として成長していきます。これらの子どもを取り巻く環境という視点から教育を捉えることを通して、子どもを理解し、教育する力を養っていきます。
4.世界のこども教育論
世界の教育を知り、日本の教育との相違点や共通点を見出し、日本の教育の良さと改善点を考えていくことを通して、多様な価値観を認める力を養っていきます。
5.ゼミ
2年ゼミ「カリキュラム研究所」
世界の様々な教育カリキュラムの研究を行い、知識を広げていきます。
3年ゼミ「カリキュラム製作所」
2年ゼミでの内容をさらに深め、取り入れながら、実際の日本の教育カリキュラムに照らし合わせ、小学校における授業の中での生かし方を考えていきます。これを、教育実習での実践につなげていきます。

2.敬愛大学の学生に期待することは何ですか?

教員を目指すのであれば、これからの時代は「カリキュラム・メーカー」になって欲しいと思います。「何を教えるか?」ではなく「どのように教え、どんな能力を身につけてほしいか?」を自ら考えながら授業を組み立てていく能力が求められます。
小学校~高校までの授業は、必ず正解がある、という内容が多かったかと思いますが、大学では、そういった授業は多くありません。いくつかの選択肢があり、それぞれに解決のためのプロセスがあります。どの選択肢を選び、どのプロセスで解決していくかは、自分で判断していかなければいけません。そして、その判断に責任を持ってほしいと思います。そのためには、「適切に判断する力」「先を見通す力」を4年間で磨いてほしいと考えています。
教育現場では、様々な場面で、迅速な判断が求められます。時には間違えてしまっても、その結果をしっかりと受け止め、「次はどうするか?」を考えていくことが重要です。

3.大学受験を目指す方へメッセージがあればお願いします。

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大学受験の目的は人それぞれであると思います。しかし、大学に進学するということは、それそのものが「目的」ではなく「手段」であるということを心に留めておいてください。大学に入学することが「ゴール」ではありません。大学を受験する時点で、「目的」をもって入学してきてほしいと思います。例えば、将来、子どもと関わる仕事がしたいなど、大まかなものでも構いません。そのために、高校生のうちに自分と向き合い、自分自身を知ってほしいと思います。

※背景の「EdVisions」というプレートについて…
アメリカ、ミネソタ州にある、教師による協同組織です。市川教授が副理事長として務めるNPO法人日本PBL研究所が、EdVisions JAPANとして認められた、その証しです。